親父の小言
身を修め、家整い、国治まる。

仁 智 勇

心 清 事 達

   朝きげんよくしろ

  恩は遠くからかえせ

  人には馬鹿にされていろ

  年忌法事をしろ

  家業には精を出せ

  働いて儲けて使え

  ばくちは決して打つな

  おおめしは食らうな

  亭主はたてろ

  初心は忘れるな

  後始末はきちんとしろ

  神仏はよく拝ませ

  何事も身分相応にしろ

  水は絶やさぬようにしろ

  戸締りに気をつけろ

  自らに過信するな

  怪我と災いは恥と思え

  袖の下はやるな貰うな

  書物を多く読め

  火は粗末にするな

  難儀な人にはほどこせ

  風吹きに遠出するな

  人には貸してやれ

  貧乏は苦にするな

  借りては使うな

  義理は欠かすな

  大酒は飲むな

  人の苦労は助けてやれ

  年寄りはいたわれ

  家内は笑って暮らせ

  出掛けに文句を言うな

  万事に気を配れ

  泣きごとは言うな

  女房は早く持て

  人には腹を立てるな

  産前産後は大切にしろ

  不吉は言うべからず

  病気はよくよく気をつけろ

親父の小言参考資料

尚、平成25年8月21日親父の小言は江戸時代にあったとのご連絡を江戸時代の庶民文化や教育を研究している

法政大学講師の小泉吉永さんよりご連絡を頂きました。是非こちらもご覧ください。

  
http://www.bekkoame.ne.jp/ha/a_r/m026_index.htm

    http://www.bekkoame.ne.jp/ha/a_r/indexOurai.htm

お役にたてれば幸いです。

一句:身を削り人に尽くさんすりこぎのその味知れる人ぞ尊し。
 これは友人からいただいた永平寺のお土産に書いてありました。

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